

脂質異常症(高コレステロール血症、高脂血症)とは
血液中の脂質(コレステロール)のうち、悪玉コレステロール(LDLコレステロール、中性脂肪、トリグリセライド、TG)が多くなったり、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が少なくなったりした状態です。自覚症状は通常はありません。 動脈硬化(血管がかたくなり、いたんでしまう)が進みやすくなり、脳血管障害や心臓病などがおこる危険性が高い(血中の脂質が正常の方と比較した場合)とされています。 |
高LDLコレステロール血症 | LDLコレステロール≧140r/dL | |
低HDLコレステロール血症 | HDLコレステロール<40r/dL | |
高トリグリセライド(TG)血症 | トリグリセライド≧150r/dL |
があります。 |
■ 問診、診察 | |
高血圧、糖尿病、心臓疾患の合併の有無などについてお伺いします。 |
■ 採血の検査 | |
LDL、HDL、TG、肝機能、腎機能などを調べます。 |
動脈硬化の進展をきたさないように危険因子※数や現在の疾病の状況に応じた脂質異常の管理を行います。 |
※危険因子… | 加齢(男性≧45歳、女性≧55歳)、高血圧、糖尿病 (耐糖能異常を含む)、喫煙、冠動脈疾患の家族歴、 低HDLコレステロール血症など |
■ 生活習慣の改善 | ||
・ | 食生活の是正 1日の摂取カロリー=[標準体重※]×25〜30(kcal) ※標準体重=[身長m]×[身長m]×22 |
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適度な運動(1日30分以上の運動を週3日以上) 適正体重(標準体重)の維持に留意してください。 喫煙習慣のある方には禁煙をおすすめしております。 ≫詳しくはこちら |
■ 薬物治療 | ||
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血中のLDLコレステロール、TGを低下させたり、HDLコレステロールを増加させる薬剤を使用します。 1ヵ月程度で血中の脂質の推移を経過観察し、薬剤の種類、使用量を調節いたします。 |
目標の脂質値が達成された場合は維持療法を行っていきます。 |
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