

高血圧症とは
安静時に血圧測定を行い、血圧が高いことをいいます。血圧が高いので動脈に負担がかかり、動脈硬化(血管がかたくなり、いたんでしまう)が進みやすくなります。 現在は自覚症状がない方でも脳血管障害や心臓病などがおこる危険性が高い(血圧が正常の方と比較した場合)とされています。 高血圧治療ガイドラインでは収縮期血圧140oHg/拡張期血圧90oHg以上が高血圧とされています。 |
・ | 原因不明の場合(原因となる疾患のない) | …この場合、「本態性高血圧」といいます。 |
・ | 原因となる疾患のある場合 | …この場合、「二次性高血圧」といいます。 |
若年、中年〜74歳の方 | 140/90oHg以上 |
75歳以上の方 | 150/90oHg以上 |
■ 問診、診察、血圧測定 | |
高血圧の原因となる生活習慣の有無、ご家族で高血圧の方があるかどうかなどをお伺いします。 |
■ 採血の検査 | |
原因となる疾患の有無を調べるために副腎、腎臓に関連するホルモン検査や他の生活習慣病の合併の有無を調べるために実施します。 |
■ 胸部レントゲン検査 | |
形態的に心臓の肥大がないかを確認します。 |
■ 心電図検査 | |
電気生理学的に心臓の動きを調べます。 |
血圧を下げておくことで脳血管障害や心筋梗塞の発症の可能性を低下させます。 |
■ 生活習慣の改善 | |
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食塩制限 野菜、果物中心の食事 適正体重の維持([身長m]×[身長m]×25sを超えない) 適度な運動(心血管病のない場合) 1日30分以上 アルコール制限、缶ビールを1本程度以内など 喫煙習慣のある方には禁煙をおすすめしております。 ≫詳しくはこちら |
■ 薬物治療 | |
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降圧剤(血圧をさげる薬)を使用します。 1〜2週間毎に血圧の推移を経過観察し、薬剤の種類、使用量を調節いたします。 |
目標血圧が達成された場合は維持療法を行っていきます。 |
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