
鼻からの胃カメラ検査(経鼻上部消化管内視鏡検査)について
従来、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は口から挿入することから、「胃カメラをのむ」と表現されていました。 内視鏡技術の改良に伴い、極細径の胃カメラが開発されており、鼻からの挿入が可能となりました。当院ではOlympus社製の外径約5.4mmの極細径胃カメラを採用して、「鼻からの胃カメラ検査」を実施しております。 |
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当院では、早期がん等の病変の早期発見を目指して、NBIにも対応した最新型の経鼻上部消化管内視鏡を導入しております。(2017年9月時点) NBIは、血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長の光を照射することで、粘膜表層の毛細血管、粘膜微細模様が強調表示される観察技術です。 血管を高いコントラストで観察するために、(1)血液に強く吸収される、(2)粘膜表層で強く反射・散乱される、という特長を併せ持つ光の利用に着目し、 粘膜表層の毛細血管観察用に青色の狭帯域光(390〜445nm)、そして深部の太い血管観察と粘膜表層の毛細血管とのコントラスト強調用に緑色の狭帯域光(530〜550nm)を使っています。 これにより、病変の早期発見に寄与することが期待されています。 |
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当院では、医療安全の取り組みとして、内視鏡の自動洗浄消毒装置を導入しております。 |
■ | 胃の健康診断で「要医療」「要精検」と判定された方 |
■ | 食事前後に上腹部痛(みぞおち付近)がある方、それが続いている方 |
■ | 黒っぽい便が続く方 |
■ | おなかの症状があり、ピロリ菌検査が陽性といわれている方 |
■ | 名古屋市胃がん検診の対象となる方(2016年 10月以降、50歳以上の方) |
などです。 |
■ | 鼻からスムーズに挿入できる細さのために苦痛が少なく、強い麻酔の必要性も少ない。 |
■ | 鼻からの挿入なので舌のつけ根を通らずに、のどに触れることがないので、不快感や吐き気が少ない。 |
■ | 検査中に会話ができるので安心感があります。 |
■ | 鼻腔がせまい方、鼻の疾患がある場合等は、鼻からの挿入が困難な方があります。 (その場合は極細径の胃カメラを口から挿入することとなります。) |
■ | 検査後に鼻が弱い方は数日、刺激感が残る場合もあります。 |
■ | 鼻の処置(麻酔など)を行ったあとに鼻から胃カメラを挿入していきます。(口からの場合は局所麻酔をした後に、胃カメラ挿入となります) |
■ | 食道、胃、十二指腸などを観察いたします。必要に応じて生検も行えます。 実際に胃カメラがはいっている時間は通常の場合5〜10分程度です。 |
■ | 検査終了後に再度診察・検査結果の説明をさせて頂きます。 (生検等を行った場合、後日再来院していただく場合もあります。) |
検査は予約制です。 →ご予約はこちらです。 場合により、保険診療、健康診断としての実施となります。 検査のご予約は電話でも可能です。お急ぎの方も、お問い合わせ下さい(052-836-2323) 診察時に、健診結果等をお持ち頂けるとよりスムーズです。 |
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